
META OASIS│Web2ゲーマー向けBCG開発プラットフォームの概要
META OASISとは
META OASISとは、Web3のゲームの開発プラットフォームです。
現状のWeb3ゲームはトークンの管理や複雑な言葉などを多く学ぶ必要があり、新規参入のハードルが高いため、その弊害を排除することを目的としています。
- 外部ウォレットの作成不要
- 法定通貨での決済
- 安定した価格のトークンを提供
ユーザー向けには上記のことを提供する予定です。
またこのプラットフォームを活用する開発者も、このようなソリューションを簡易的に実装できるようにSDK(開発キッド)の提供を行うものとなっています。
これが実現できれば既存のWeb2ユーザーもこの領域に入りやすいはず。
多くの試みを試そうとしているプラットフォームとなっているので、今回はこの概要について紹介を行っていきます。
META OASIS公式特徴
META OASISの特徴は豊富です。
- Web2ゲームと同様の体験
- NFTの相互運用
- トークン価格の安定化
ユーザー向けには主に上記のことがあげられます。
こちらもそれぞれ解説していくので、内容をチェックしてみて下さい。
Web2ゲームと同様の体験

まず1つ目がWeb2ゲームと同様の体験を提供することです。
これが冒頭でも述べたWeb3ゲームで発生する新規参入ハードルを低くすることとなり、具体的には以下のことを実行できるようにします。
- 外部ウォレット不要の設計
- 既存のゲームに近いログイン方法
- 豊富な決済方法を提供
こちらも少し掘り下げて解説します。
外部ウォレット不要の設計

META OASISで作成されたゲームは外部ウォレットと接続が不要です。
こちらはMETA OASISが提供するウォレットがアカウント作成時に作成される形となるので、ゲーム内にNFTなどのアイテムや仮想通貨が保管できるものとなっています。
そうなれば、基本的に通常のゲームと同じですよね。
もちろんこれらの仮想通貨やNFTについては、任意のタイミングで別のウォレットに移すなどして、完全な所有権も獲得することができるようにもなっています。
既存のゲームに近いログイン方法

次にログイン方法の改善です。
Web3分野のゲームでは基本的にウォレットを接続してゲームアカウントの識別を行いますが、こちらはログインIDとパスワードでアクセスが可能。
これも従来のゲームに近い仕様ですね。
ウォレット不要の設計やログイン方法の改善だけでも、多くの新規ユーザーが参入しやすい環境が整うので、こちらも普及に一役買うものとなりそうです。
豊富な決済方法を提供

また大きな問題としてはアイテム購入時の決済があげられます。
ブロックチェーンゲームのアイテム(NFT)は基本的に仮想通貨で購入することとなりますが、取引所の開設やトークンの送金・決済など覚えることは山積み。
おそらくここが一番断念しやすいポイントでしょう。
しかしこのMETA OASISが提供するソリューションは、クレジットカード(法定通貨)で決済ができるようになっています。
そのため、既存のゲームと変わらない形で課金することが可能です。
この利便性の向上もかなり大きいものとなるので、このようなソリューションがどんどん活用されることに期待しておきましょう。
NFTの相互運用

META OASISではNFTの相互運用も可能です。
こちらは同プラットフォームで作成されたゲームのアセット(アイテム)を各ゲームで活用することができるようになっています。
このプラットフォームのターゲットとしてはWeb2ゲームプレイヤー。
1つのアイテムが色々なゲームで活用できるとなると、それは新しい体験となるので、より魅力的なゲームと感じる可能性もあります。
このように新規層に向けたアプローチもとれるというのは大きなメリットです。
トークン価格の安定化

META OASISでは2種類の通貨(トークン)が存在します。
その中の1つであるbufferトークンはいわゆるゲーム内通貨という位置付けとなり、こちらは価格が変動しない仕組みを採用。
そのため、課金時の価格変動に惑わされずに済みます。
もちろんこのトークンを法定通貨に戻すときも一定の価格は維持されたままなので、自分の好きなタイミングで換金することもできるでしょう。
画像これまでのゲームではゲーム内通貨(ダイア)など購入すると返金は不可。
一方でこのように一定価格を保つトークンにこの役割を与えることで、法定通貨に戻すということが可能になることも新規ユーザーからすると新しい体験となりそうです。
開発者向けにSDKも提供

META OASISではもちろんですがゲーム開発者用のSDK(開発キッド)も提供予定。
このSDKを活用することで、ブロックチェーンゲームの作成が容易になることはもちろんのこと、上記でお伝えしたユーザー目線でメリットのあるゲーム開発が可能です。
多くのプレイヤーを引き込むには、このSDKの存在も重要になりそうですね。
Web2プレイヤーを意識したゲーム開発を行う上では、このようなソリューションを活用しない手はないので、今後はMETA OASIS上での開発も捗りそうなものとなっています。
NFT:Player One

META OASISが独自で提供するNFTはPlayer Oneです。
こちらは同プラットフォーム内で作成されるゲームのアクセスパスのような役割を持ち、今後開発予定のメタバースアバターとしての活用も見込まれています。
またこのNFTはパスとしての役割だけでなく、各ゲームでの活用も。
色々な用途が今後も出てくる可能性があるので、META OASIS内のゲームが気になるという方は、このNFTについてもチェックしてみて下さい。
Player Oneは買い戻しも

NFTを購入することは一種のリスク。
そう考える方も多いと思いますが、META OASISが提供するPlayer Oneは、要望に応じてMint時の価格で買い戻すシステムも導入しています。
そうなると手軽にこのNFTも購入できるようになるでしょう。
もちろんこの返金の仕組みはスマートコントラクトを介して行われるものとなっているので、ブロックチェーンネイティブな透明性のある返金方法となっています。
トークンについて

前述した通り、META OASISでは2種類のトークンが実装されます。
- MTOSトークン
- プラットフォームの基軸通貨
- bufferトークン
- ゲーム内通貨のような役割
MTOSトークンはプラットフォームの基軸通貨です。
主にアイテム購入やアセットの送付時などで活用されるものとなっており、ステーキングなどで獲得できるものとなっています。
またbufferトークンは前述したようにゲーム内通貨の位置付け。
こちらもアイテム購入やゲーム内アイテムのレベルアップなどに活用が行われそうなので、こちらも注目しておくといいでしょう。
※価格が均一なのはbufferトークンのみとなっています
投資家やパートナー

投資をしている企業やパートナーについてです。
投資家としては、海外の大手取引所を運営しているHubo Ventures、 日本では、前澤社長が運営するMZ CLUBがあります。
パートナーとしては、TOFU NFTは日本で運営しているNFTプラットフォームであり、Meta OasisのNFTが取り扱われる可能性も高いです。
開発中のゲーム
META OASISのプラットフォーム上にゲームがローンチ予定になっていますので紹介します。
- Celestial Heaven(CH)
- JUNGLE RACE
- CryptoSkyland
簡単に遊び方を解説しているので見ていきましょう。
Celestial Heaven(CH)

CHは、SFをテーマにしたMMOSLGゲーム(マッシブリー・マルチプレイヤー・オンライン・ロールプレイングゲーム)です。
遊び方としては、プレイヤーは星間司令官の役割を担い、独自の艦隊と宇宙要塞を操作し、星間世界で他のプレイヤーと取引や戦いを行います。
ゲームは、無料でプレイできるため、P2Eを楽しむことができます。
$ASA トークンの価格は常に USDT の価格と同等であるため、P2E ゲーマーは価格の変動による資産の変動を気にしなくてプレイ可能です。
2023年第1四半期にリリース予定になっております。
JUNGLE RACE

Jungle Raceは、NFTレーシングゲームです。
ジャングルを拠点として競争を行い、走り抜けて報酬($JRG)を獲得します。
レースの種類は、以下があります。
- 飛行機
- ボート
- ラン
今後公開予定のゲームになります。
CryptoSkyland

CryptoSkylandは、メタバース内でのエンターテイメントシステムです。
ユーザーは、さまざまな仮想空間を旅したり、ゲームをプレイ体験することができます。
また、新しい友達と出会ったりなど新しい体験をすることが可能です。
これ以外にも、ローンチ予定のゲームはあるので見てみてもいいかもしれません。
ロードマップ
- 2022年 第3Q
- META OASIS研究所設立
- ライブ配信システム開発
- 第4Q
- $MTOSトークン発売
- FunWaveによるβテストイベント開催
- ステーキングキャンペーン-META OASISマーケットプレイスのローンチ
- 統合SDKベータテスト
- META OASIS GenesisP1PFPリリースイベント
- 2023年第1Q
- ProjectCH:オンライン
- METAOASISエコシステム ハッカソン
ロードマップは上記のようになっています。
現段階では基本的な開発が終了している状態となっていますが、今後はより多くの機能(ステーキングやNFTマーケット)のローンチに向け動いていく予定です。
またさらには各種ゲームのリリースも控えています。
そうなるとこのプラットフォームで開発されるゲームがどのようなものか、また実際に既存のゲームに近いソリューションが提供されるかの確認ができるでしょう。
上手く実現すれば活用も多そうなプラットフォームなので進捗は注目しておきましょう。
まとめ

今回は、META OASISを紹介しています。
Web2.0ユーザーへの参入障壁の改善に期待ができるプラットフォームです。
また、技術提供などクリエイターにとっても魅力的であり、より多くの人に遊んでもらうきっかけになることが期待できます。
近々ローンチ予定なので楽しみにしておきましょう。